トリコモナスの原因になる原虫には種類が存在します。種類により感染する部位も違ってきます。

HIVは最も危険性の高い性病です

HIVは最も危険性が高く恐れられている性病です。
エイズが知られるようになった当初はまだ治療法が確立されておらず、エイズを発症すると数年で亡くなると言われていました。
また間違った情報が飛び交い、感染者と握手する、一緒に食事をするといった日常生活でも感染する可能性があるとパニックになった事もあります。

こういった事からHIV=不治の病というイメージを持たれるようになりましたが、実際HIVは感染力が非常に弱いウイルスです。
人の体の中でしか生きていく事が出来ず、空気中や水中ではすぐに死んでしまいます。
涙や汗、唾液、便などの中にもHIVは含まれますが、感染させるにはある程度のウイルス量が必要になります。
汗や唾液に含まれるウイルス量はごく僅かという事もあり、握手や軽いキス、食事、トイレなど日常生活の中で感染する事はありません。

感染させるだけのウイルス量が含まれるのは血液と精液、膣分泌液、母乳となっており、これらが媒体となる性的感染、血液感染、母子感染の3つの感染経路に限られます。
この中で最も感染報告が多いのは性行為による感染で、これは精液や膣分泌液、血液が相手の性器、肛門、口などの粘膜に侵入して濃厚な接触をするからです。
特に男性同士の肛門を使った性行為は出血しやすく、感染リスクも高くなってしまいます。

血液を介しての感染は、1980年代に主に血友病患者の治療に使われた血液製剤によって、多数のHIV感染者およびエイズ患者を生み出した事件が大きな問題となりました。
近年は輸血に際してより綿密な検査が行われていますが、それでもHIVウイルスが検査をすり抜けて輸血される可能性はゼロではありません。
また麻薬や覚せい剤をまわし打ちする事で、血液が他人の血管の中に侵入するので感染リスクは高くなります。

母子感染は出産時の産道感染や母乳哺育による感染、胎内感染がありますが、最近は初期の妊婦健診でHIV検査を行って感染の有無を確認するようになりました。
もし母親が感染してしている事がわかっても、妊娠中から薬の投与を開始したり、産道感染を防ぐために帝王切開、粉ミルク哺育にする事によって新生児への感染を予防する事が出来ます。

HIVは定期的な検査で感染していないかチェック!

HIVに感染した場合、すぐにエイズを発症して死亡する訳ではありません。
感染して数週間すると、一部の人にインフルエンザのような症状が現れます。
これは体内でHIVウイルスが急激に増加するためで発熱や喉の痛みなどがしばらく続きます。
急性症状は自然に収まり、その後は症状が何も出ない無症候期へと入るのですが、体の中では病気が進行しています。
体の免疫細胞が破壊され、免疫力が低下していくと様々な病気にかかりやすくなり、エイズ発症となります。

近年はHIVの治療も進歩し、抗HIV薬によってエイズへの進行を遅らせたり抑えられたりするようになりました。
きちんと治療を受ければ健康な人と同じぐらい寿命も延ばせるようになっています。
ただし薬を飲み忘れると効果が期待出来なくなったり、また治療開始が遅くなると後遺症が現れたりするのが今後の課題でもあります。

HIVは元々感染力が弱いといっても、誰もが感染する可能性はあります。
また治療が進歩したといっても危険な病気である事は変わりなく、HIVを体内から消滅させる事は出来ないので、今もなお不治の病であります。

最近は特に若い世代のHIV感染者が増えており、今後さらに拡大していく事が懸念されています。
そのため一人ひとりが感染の可能性がある事を自覚し、積極的に検査を受けていく必要があります。
HIVに感染していても、早くに治療を開始する事で予後が良くなり、一生エイズを発症させないようにコントロールする事も可能です。
また自分のパートナーへ感染させてしまう事も予防出来ます。

そして注意が必要なのは、一度検査を受けて陰性だからといってそれが永遠に続く訳ではありません。
不特定多数の人と関係を持った場合はその度に感染のリスクがあり、またパートナーが変わった時も相手が感染している可能性はゼロではありません。
こういった事から性行為の際は必ず最初からコンドームを装着するようにし、定期的に検査を受けて感染の有無を確認しておく事が大切です。

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